夜景撮影と聞くと、一般には夏をイメージしがちだが、夜景撮影には意外にも冬が適しているという。
街にイルミネーションが増えるのは、冬であり、冬は空気が乾燥し湿度が低いため、夏に比べて見通しがよくなり、遠くの街の明かりもクッキリ見えるようになる。
夜景撮影の4つのチェックポイント
- ISO感度
- 三脚・レリーズ
- 撮影のタイミング
- ホワイトバランス
1. ISO感度
[写真撮影テクニック]ISO感度を上手に使おう!! | KI-Tour Guide at Japan.で紹介したように、暗い場所ではISO感度が活躍する。
ISO感度を上げれば、暗い場所でも高速なシャッタースピードで撮影できるようになる。
つまり、手持ちでも、手ブレを起こさず、写したい被写体を収めることができる。
ただ、ISO感度の弱点は、ISO感度を上げ過ぎればざらつきなどのノイズが写真に生じてしまう。
ISO = イソと読むらしいが、人によって、「アイエスオー」と言ったりする。
その対処法は、上の記事に書いておきました。
2.三脚・レリーズ
三脚さえあれば、シャッター速度をいくらでも遅くできるので、夜景を思う存分、写すことができる。
レリーズは、カメラのシャッターに触れることなく、撮影できるので、シャッターを押した衝撃による手ブレを防ぐことができる。
尚、手ブレ補正がある機種やレンズの場合、三脚に装着する場合、誤作動防止のため、手ブレ補正をOFFにする。
3.撮影のタイミング
普段、日の入りをまじまじと何十分と眺めたことのある人は稀でしょう。
実際に、撮影などで、じっくりと日の入りの時刻を過ごすと、日の入りの30分かくらい前から、日の入り後も相当の長い間の時間をかけて、刻々と空の色の景色がドラマチックに変わります。
それほど、日の入り前後に撮影したことはありませんが、これの空を染める色や景色は、街中、海岸沿い、山中などシチュエーションによっても変わるのではないでしょうか。
また、太陽の動きが思わぬ速さであることに驚かされます。
夜景というと真っ暗な中に灯される街の明かりを撮影するものとイメージしがちですが、ドラマチックに染まる空を取り入れて撮影すると、また違った写真になるでしょう。
4.ホワイトバランス
白熱電球
写真が、ブルーがかりビルディングなどの都会では、洗練されたイメージになる。
蛍光灯
紫がかったトワイライトな雰囲気になる。
一般に、自然風景の撮影では、ホワイトバランスの設定は「太陽光」が基本ですが、夜景では色々と実験しながらホワイトバランスを変えてみることをオススメします。