メモリーカードの賢い使い方
1枚で全て使おうとせず、ほどほどの容量のメモリーカードを何枚か、揃え、それを取り替えて使うと、あるメモリーカードが破損した時の保証にもなる。
メモリーカード選びで確認するポイント
所有デジタルカメラの画素数と連写機能
例)4000万画素一眼レフを5コマ連写するとすると、
JPFG画像は、1枚80MB以上となり、1秒間に80×5=400MB以上のデータ容量が必要となる。
したがって、それに応じた性能のSDカードが必要となる。
SDメモリーカードの選ぶポイント
- SDメモリーカードの種類
- 容量
- スピードクラス
- 転送スピード
転送スピードとUHSスピードクラスに注目
使用しているカメラがUHS-I対応
↓
UHS-I対応のSDHC/SDXCメモリーカードを選ぶとよい。
* 高画素のカメラや高速連写、フルHDで動画を撮影する際、威力を発揮する。
1.SDメモリーカードの種類(3種類のSDメモリカード)
まず、SDメモリーカードは、取り扱い説明書を見て、ご自分のデジタルカメラに適合したメモリーカードを調べ、それをお使いください。
特に、古いデジタルカメラをお使いの方は、どのメモリカードを利用すればよいのかを要チェック。
SDメモリカードのパッケージ、もしくは、本体に、記号で明記されている。
お使いのカメラが、どのメモリーカードに対応しているかを確認してから、購入して下さい。
ちなみに、昨年(2014年)、購入した僕のミラーレス一眼のメーカーサイトを見ると、SDメモリーカード / SDHCメモリーカード / SDXCメモリーカード(UHS-Iカード対応)とありました。
SDメモリーカード
2000年〜04年までに出回った最大容量2GBまでの規格のメモリーカード。
現在でも使えるが、販売しているところは少ない。
SDHCメモリーカード
2012年までに出回っていた、SDカードに続く規格で、大容量、高速アクセスが売り。
最大容量32GBまでの容量のものが発売されている。
SDHCメモリーカード対応のカメラでしか使えない。
現在も現役として使うことができる。
SDXCメモリーカード
デジタルカメラの高画素化、HD動画などの高容量化に対応したSDカードの規格。
2010年以降に発売された一眼カメラで利用できる。
最大容量:2TB(2048GB)まで。
下位互換性があり、SDXCメモリーカードが利用できるカメラでは、SDメモリーカード、SDHCメモリーカードも使用できる。
32GB,64GBのものが、値段も手頃で、市場によく出回っている。
2.容量
チェックポイント
RAWを使う予定かどうか、もしくは、利用しているか?
RAWを使用すると、200MB以上のデータ容量となる。
僕は、ミラーレス一眼を購入時に、8GBのSDHCメモリーカードを購入したようです。
何もデータが無い状態で、アスベクト比3:2でRAW撮影で443枚、撮影できます。
当初は、ハイクオリティのJPEGで撮影していたのですが、編集に凝りだして、RAW撮影を行うようになりました。
JPEGで撮影していた時は、そんなことはなかったのですが、RAW撮影を行うようになってから、連写を多用すると、予定の撮影を終える前に、メモリー不足となってしまうようになりました。
ということで、今、この記事を書いています(^_^)
『SDメモリカードの容量』のクチコミ掲示板|価格コムここなんかを見ると、1枚が壊れた場合のために、あえて大容量を購入せず、8GBX2枚、16 GBX2枚という購入の方法が紹介されています。
これは、随分前の記事のようですが。
『SDの容量について』のクチコミ掲示板|価格コム比較的、新しいところで、上記のやりとりが行われています。
3.スピードクラス
SDHCメモリーカード、SDXCメモリーカードには、スピードクラスというものがあり、class2,class4、class6、class10の4種類とUHS1とUHS2の2種類が存在し、それぞれ、転送速度が異なる。
エントリーモデルでも、150倍速以上のclass6タイプがオススメ。
スピードの遅いメモリーカードを購入すると、そのスピードで書き込みを終えるまで、次のシャッターを押すことができない。
カメラや読み書きする機器が対応していなければ、スピードクラスがいくら速くても意味が無い。
SDHC、SDXCメモリーカードのクラスと転送速度
ポイント
- 連写をよく利用するか?
- HDなどの高画質の動画の読み書きを行うか。
カメラへの書き込みが終わるまで、次のシャッターを押せないので、書き込み速度が遅い場合、連写などで支障をきたす。
しかしながら、お使いのカメラ側にも、読み書きする転送速度に限界があるので、古いカメラなどでは、確かめる必要がある。
SDスピードクラス
UHSーⅠ非対応の機器での最低書き込み速度保証。
得られる規格(理論値)
速度規格 | 最低保障速度 |
class2 | 2MB/秒 |
class4 | 4MB/秒 |
class6 | 6MB/秒 |
class10 | 10 MB/秒 |
UHSスピードクラス
新しい規格で、UHS Ⅰ,UHS Ⅱタイプどちらも、class10同等以上の性能を保証している。
メモリーカードに、SDHCやSDXCのマークと一緒にⅠと表示されていれば、UHS-Ⅰ対応である。
速度規格 | 最低保障速度 | 規格最大速度 |
UHS Ⅰ | 10 MB/秒 | 104 MB/秒 |
UHS Ⅱ |
10 MB/秒 |
312 MB/秒 |
※ 高画素機や高速連写する場合やフルHDで動画を撮影する時に威力を発揮する。
5.転送スピード
SDカードからデータを読み取る速度を表わしている。
R:読み込み速度
W:書き込み速度
パソコンへの撮影した写真データの転送速度
大量に撮影した写真を、PCに取り込む際に関わってくる値。
確かに、撮影した写真が、なかなかPCに取り込まれないとイライラするが、人にも寄りますが、第1選択ではない。
6.その他
発熱&発火防止機能や防水、耐静電気機能を搭載したメモリーカードも出ている。
CFカード選びのチェクポイント
倍速数値とUDMA対応に注目する。
一般的には200倍速(30MB/s)あれば十分。
ただし、2000万画素を超える高画素や連写速度の速いカメラには、600倍速(90MB/s)以上のものがいい。
転送スピード
1066X (倍速)は、160MB/sの事を表わす。
下の R 160MB・W150MB/s
R:読み込み速度
W:書き込み速度
UDMA規格
データ転送速度を速くする規格。
対応モデルと非対応モデルでは、連写時に差が出やすい。
現在の主流は、UDMA7とUDMA6。
数字が大きくなるほど、高速になる。
VPG20
動画の撮影データを連続で書き込む時の最低書き込み速度保証。
VPG20は、20MB/sの連続書き込みを保証している。
倍速表示と転送速度の関係
600倍速 | 90MB/s |
800倍速 | 120MB/s |
1000倍速 | 150MB/s |
1066倍速 | 160MB/s |
1000倍速以上のカードなら、高速連写でも大丈夫。
メーカー
メーカーは、
- Transcend(トランセンド):台湾
- SanDisk(サンディスク):アメリカ
- 東芝
- パナソニック
のものが有名だそうです。
Transcend(トランセンド):台湾
商品によって当たり外れがあるが、価格は非常に安い。
データが破損しやすい。
購入した商品が、当たりで、使い続けていて、何の支障も無いという方もおられるようですが、サブのメモリーとしての位置付けでないと、遠出した時の写真、決定的な写真のデータが破損してしまうと目も当てられない状態に。
SanDisk(サンディスク):アメリカ
プロのカメラマンもよく利用しているとのこと。
【参照】
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